┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ケアタウンメルマガ元気いっぱい ┏┏ 第543号  ┏ 2023/03/02 (Thu) ┃ http://caretown.com/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼今週の目次▼ [1] ムロ先生の情熱のアラシ 「世代間アンバランス~若者特区は意外とアリ~」 [2] ケアタウンの全国研修ナマ解説・・・3本 [3] 視聴用動画サービス「ケアマネの学校」のお知らせ [4] SNS情報の立ち見・立ち読み [5] 編集後記:後だしジャンケン ↓↓↓動画配信版「ケアマネの学校」のお知らせ↓↓↓ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ケアマネとして「さらに学びたい・伸びしろをつけたい、モチベーショ ンアップしたい」あなたと学ぶ動画シリーズがはじまります!2カ月ごと に更新予定! 価格も大幅値下げを検討中! 2023年04月配信開始! → https://vimeo.com/802933659 ↓↓↓全国セミナー「テーマ解説動画」更新↓↓↓ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ 全国の市町村・都道府県のケアマネ研修担当、ケアマネ団体の方へ 3つのテーマの解説動画をリニューアルしました。令和5年度の研修を企 画する担当の方々、ぜひご覧になってご検討下さい。 ・質問力     ・・・https://vimeo.com/800347878 ・文章・記録術 ・・・https://vimeo.com/800350989 ・CADL      ・・・https://vimeo.com/800349941 ※令和5年度の研修計画の勘所の解説動画も順次公開予定! ■┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗■ ムロさんの「情熱のアラシ」 ――――――――――――――――――――――――――――― ==「世代間アンバランス~考え方と乗り越え方~」== 成田悠輔さん(38歳)の「高齢者は集団自決をすべきだ」というメッ セージが日経テレ東大学やABEMA-TVだけでなく、New Yorkタイムズ にも取り上げられてしまい、炎上中です。 気鋭の経済学者の彼が言いたかったのは「若者世代ががんばって活 躍しようと思っても70代以上ががんばっているのでステージがない。 高齢者がその機会を奪っていることと同じだ」という現実への皮肉&比 喩として言い放った言葉でした。 成田さんは「言いにくいことはほとんど正しい」というスタンスで ズバズバと切り込んでいく、今どきめずらしい論客です。(声が抜群に いいので、それも得をしている)幼少期に父親が失踪!精神疾患の母を弟 と介護する10代は不登校。想像を絶する貧困家庭で育ちながらも一浪 して東大に入り、首席で卒業。いまは米のイエール大学で助教の任につ いているという離れ業を地で行く、いわば天才です。 ヒューマンな面もあり、社会学者としても私は一目置いている才人です。 今回の言説は意図的な切り取り方をされている感はありますが、その 基底に40年後~50年後の日本を見据えていること。そこで彼の構想に「若 者だけの特区」構想があります。 この構想はすごいと評価しますね、私は。 いまの20代~30代の投票率が低いのは、仮に投票しても高齢者票が圧倒 的に多いから若者の意見なんて通らない。つまり絶望して投票に行かない、 政治参加しないという、彼なりの読みです。 たしかに、この30年間はバブル崩壊後、低成長ニッポンを地で来ていま すから、若者たちに「未来をめざせ、やがてよくなるニッポン」と70代が 叫んでも当の本人たちにはイメージがつきにくい。政治参加して社会を変 えようと訴えても分母が圧倒的に少ないから、若者側からはシラケてしまっ ている。 成田さんには「このままでは未来の日本の担い手は育たない」という超 危機感があります。可能なら20代~30代だけの若者政治特区を作って政治 参加と自治の体験を積ませるべきとシミュレーションをしています。若い 頃の成功体験は大きいですからね。 介護保険制度はまさに70代以上の人生の終焉を支える制度です。ある意 味、残りの人生時間10年~20年程度をやりくりする制度にかかわっている と、日本全体が近距離未来志向になってしまいがちなのは理解できます。 私も自省しなくてはと思います。 2022年の出生数が80万人を割りました。予想より11年も早い数字だと いいます。これは衝撃的です。いま、フランスで成功した子育て世帯の課 税負担率を下げる「N分N乗方式」が話題です。しかし、若者世代の収入 をアップすることも・・・必要です。 しかしこれだけではとても足りない。 社会と地域が子育て世帯を応援する意識づくり・文化づくりです。その ためには、若者が自由に活躍できる(高齢層が口出ししない)特区を作るこ と、それと「高齢者と若者が協働・協業するモデル地区」を作ることはど うでしょう? ロスジェネ世代の団塊親世代への恨みは相当に深いと感じます。 ならばそこを少し飛び越して、60代と20代~30代の「協業モデル」に チャレンジするのは?と・・・意外といい展開ができそうな気運があるよう に思います。 なにせ80年代ポップがリバイバルで人気になってきているとも。可能性 はあるかと思います。いかがでしょうか?(^^;)。 ★…‥━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 月刊ケアマネジメント2月号 ムロ先生のナマ解説! ~チームケアマネジメントは「野球型」から「サッカー型」で!~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━‥…★ 月刊ケアマネジメント2月号の特集は「チームケアマネジメント」。巻頭 インタビューで「ケアマネジメントは野球型からサッカー型へ」をテーマに 4Pを語っています。そのダイジェスト版として動画でナマ解説(約5分)を アップロード。ご覧ください。   → https://vimeo.com/796540875 ★…‥━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ムロ先生視聴用動画サービスの開始のお知らせ!!! ~プロフェッショナルな未来の自分に出会いませんか?~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━‥…★ 「あなたの学び」を応援する「未来プロジェクト:ムロ先生視聴用動画 サービス」がいよいよ4月よりスタートします。 中堅・ベテランだからこそ「今さら聞けない」「伸びしろを伸ばしてく れる」「背中を押してくれる」のがムロ先生の視聴用動画サービスです。 もちろん成長したい新人ケアマネさんもOKです! 「いつでも・どこでも・なんどでも」学べるのがムロ先生の動画学習 サービス。あなたを成長させるのはあなたです!!! ・23年度テーマ:聴き取り力、文章・記録の技術、質問力、モチベーション力 ・予価 鋭意、検討中! → 詳細はメルマガとFacebookで順次公開します!(^^)!  ┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗■ SNS情報の立ち見・立ち読み ――――――――――――――――――――――――――――― 1.通所介護の約半数が赤字 :「危機的状況」「介護提供体制が崩壊する」 の声 社保審・介護給付費分科会 (2023.02.21ケアマネタイムス) https://i.care-mane.com/news/entry/2023/02/21/100000_1 2.[茨城県]共助へ「時間銀行」 茨城県予算案 高齢者など孤立防止 支え合って「預金」増減 (2023.02.22茨城新聞) https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16769863835221 3.[群馬県]高齢女性倒し財布奪って逃走か 強盗致傷事件として捜査 群馬県警伊勢崎署(2023.02.24上毛新聞) https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/246041 4.高齢と男性への偏り鮮明 全1788議会アンケートが示すいびつな形 (2023.02.23朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASR2P3FPBR10OXIE023.html?iref=pc_ss_date_article   …◇ 編集後記「後だしジャンケン」 ◇………………………… バブル崩壊後、低成長ニッポンが定着し、少ない収入ながらもなんとかや りくりしながら人生を楽しむ若者たちがメディアでも紹介されてきました。・・・ 私は「低燃費の若者たち」と呼んできました。新自由主義は「大きく稼ぐ」 ことを礼賛し、ロスジェネたちのなかにその手の若者が登場し、分断が生ま れました。一方で真逆にいる地域コミュニティ派の若者は「ほどほどに・生 活できる程度に稼ぐ」ことを大切にする層が生まれてきたのも事実です。彼 らの特徴は「とにかくお金を使わないライフスタイル」をすること。住まい は新築より古民家OK。分散して居住したりシェアハウスだってOK、衣服は中 古とビンテージ、ファストファッション、車は新車より中古車、カーシェアで もやりくりしていても、それが苦にならない。これって、とても大切な能力だ と考えます。ヨーロッパの人たちの生活スタイルに近いかな、と。ただ今年に 入って「外国人にとって魅力がなくなってきた低賃金ニッポン」が露わになり、 一部上場企業はあわてて賃上げに応じる始末。しかし7割が中小企業なわけで すから、そこでの賃上げは?非正規職員の賃上げは?まだまだ視界不良の日本 経済です。<ムロ> ※モチベーションアップについてさらに深めたい方へ 「折れない心を育てるケアマネ・福祉職のためのモチベーションマネジメント」  ⇒ http://caretown.com/write/index.shtml#bo01 中央法規出版  ⇒ https://www.chuohoki.co.jp/products/welfare/8109/ 個人:http://www.facebook.com/shigeyuki.takamuro ケアタウン総合研究所:http://www.facebook.com/caretown.jp …………………………………………………………………………… ■ 全てのお問い合わせ→ contact@caretown.com ■ ご感想はこちらまで→ contact@caretown.com ■ 購読申込→ subscribe@caretown.com ■ 配信停止→ unsubscribe@caretown.com ■ ケアマネの学校 問合せ → contact@caretown.com 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 編集及び発行責任者:S.Takamuro 提供:ケアタウン総合研究所( https://caretown.com/ )