┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ケアタウンメルマガ元気いっぱい ┏┏ 第545号  ┏ 2023/04/11 (Tue) ┃ http://caretown.com/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼今週の目次▼ [1] ムロ先生の情熱のアラシ 「未来時間は限りあるジブン時間 ~だれもが「自分という物語」を生きている~」 [2] ケアタウンの全国研修ナマ解説・・・1本 [3]月刊ケアマネジメント4月号新連載:第1回「CADLイノベーション」のナマ解説(約9分) [4] 新教育プロジェクト「ケアマネの学校」のお知らせ [5] SNS情報の立ち見・立ち読み [6] 編集後記:後だしジャンケン ↓↓↓全国セミナー「テーマ解説動画」更新↓↓↓ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ 全国の市町村・都道府県のケアマネ研修担当、ケアマネ団体の方へ 「モチベーション」の解説動画をリニューアルしました。 令和5年度の研修を企画する担当の方々、ぜひご覧になってご検討下さい。 ■モチベーション https://vimeo.com/814978885 ※令和5年度の研修計画の勘所の解説動画も順次公開予定! ■┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗■ ムロさんの「情熱のアラシ」 ――――――――――――――――――――――――――――― ==「未来って、限りあるジブン時間 ~だれもが「自分という物語」を生きている~」== みなさんが85歳だとします。 その時、「これから何をされたいと思いますか?」「将来、どのような ことをされたいですか?」と質問されたらどのように答えますか?その時、 要介護3で排泄も移動も介助が必要で、かなり糖尿病が進んで腎臓も悪く、 肩こりもひどい、とします。 思わず、「もう85歳だからね・・・こんな体だし、ね」と思わずため息 風につぶやいたり、「う~ん、そうね」と詰まって黙ってしまったり。う すら笑いでごまかしたり。どうでしょう? 子どもの頃に「将来は何になりたい?」と大人や先生からしきりにたず ねられた経験がどの方もあるでしょう。ワタシは実は、この問いかけに違 和感を抱く変な子どもでした。 「何になりたいって、なに?ウルトラセブンになりたいっていえばいい のかな」・・・と。 もちろん大人たちが言ってほしいのは「職業」ということはわかってい ます。野球選手、お医者さん、お嫁さん、スチュワーデスあたりが昭和の 定番でした。 私が戸惑ったのは「将来は・・・、大きくなったら・・・」です。わず か10年程度しか生きていないのに、この先10年後を宣言しろとは、あまり にムチャぶりではないか・・・と。 同様に米寿(88歳)、卒寿(90歳)を超えている方に「未来系」の問い かけは実はかなり勇気がいることだと思いませんか? 問いかけられたご本人もさすがに詰まるはず。 みなさんだって、リアルにたずねられないから「あいまい表現」を使っ て遠回しの質問をする羽目になってしまうのでは? ある本で「誰もが、その人の物語を生きている」という言葉に出会いま した。人生といわず「物語」と表現するのは、その人なりの「解釈」が入る から。人生という表現には「いまさら抗えない事実」を突きつけられた感 があり、正直、ちょっとキツイです。 「これまでいろいろあったけど・・・○○でよかった」とポジティブに解 釈する人と「・・・○○になってしまって後悔している」とネガティブに解釈 する人の二通りがいます。 さて、どちらが長命だと思いますか? 答えはポジティブに肯定的にとらえている人だといいます。 「将来」というあいまいな表現より、「あと5年のうちに何をされたいで すか?」「ご自分で歩けるうちにどちらに行ってみたいと思われますか?」 のように、具体的な条件を示すと本人も考えやすくなるといいます。 スイスで安楽死の承認が下りたという当事者の女性がABEMAテレビで話し ていました。 「いつ死んでもいいんだとなった時、いろいろやりたいことが湧いてきた のには驚きでした」   「人生、いまが一番若い」という言葉があります。期限や条件を決めるこ とはむずかしい面があるでしょう。でも「ゴール」を決めるから計画を立て ることもできるのも事実です。 利用者や家族の人生を「物語」として言い換えてみるという試み。いかが でしょうか? ちなみに私は第6章第5節がはじまったばかり。第4節では、終わりに大入 院というドラマがありました。 第5節はまだ始まったばかり。第6節の展開がいまからワクワクします。 ★…‥━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 月刊ケアマネジメント4月号 ムロ先生のナマ解説!(^_^)/ 新連載(1)「CADL」がケアマネジメントを変える! ~「新高齢者」の誕生とCADLイノベーション~ → https://vimeo.com/816094785 ★…‥━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ケアタウン総合研究所のお知らせ!!! ~あなたの事業所が「ケアマネの学校」になる~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━‥…★ 「ケアマネジャーの成長」を応援するケアタウン総合研究所の「教育プロジェ クト」です。期間は半年~1年間をかけてケアマネジメントの基礎からケアプ ランの作り方・書き方、サービス担当者会議の進め方、プレゼンの仕方、モチ ベーションアップまでムロ先生のナマの指導を受けられる新しい教育プロジェ クトです。 ※特定居宅1~3では職員研修は指定要件であり対応しています。 ・方法:視聴用動画とオンラインによるワークショップ ・期間:6カ月~1年間(基本:月1~2回:90分) ・コンセプト:ともに育つ・伸びる・育てる ・テーマ:アセスメント、ケアプラン作成、モニタリング、サービス担当者会 議、ストレスケア、モチベーションアップなど、研修内容はご相談しながら進 めます。 ・予算:随時ご相談(割引もあり) ※複数の事業所の合同研修方式も可。ご相談ください。 →お問合せ https://caretown.com/contact2/ →解説動画 https://vimeo.com/799115193 →詳細はメルマガとFacebookで順次公開します!(^^)!  ┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗■ SNS情報の立ち見・立ち読み ――――――――――――――――――――――――――――― 1.カギは「適切なケアマネジメント手法」!? ~6年に1度の意見交換会~ (2023.03.22ケアマネタイムス) https://i.care-mane.com/news/entry/tanaka20230322 2.ケアプラン有料化、介護支援専門員の約8割が反対  利用抑制や過剰要求など懸念 協会調べ (2023.04.04ケアマネタイムス) https://i.care-mane.com/news/entry/2023/04/04/160000_1 3.[埼玉県]困窮家庭支援「善意頼み」に限界も (2023.04.04東京新聞) https://www.tokyo-np.co.jp/article/241976 4.ヘルパーが利用者からセクハラを受けても我慢するべきなの?~ 高齢者を加害者扱いしにくい訪問介護現場の苦悩~(2023.03.22共同通信) https://nordot.app/1009763643646476288?c=39546741839462401   5.「訪問系サービスの交通事故」をどうする?~訪問系での交通事故件数は、 通所系を上回る。年齢層の高い訪問系従事者が抱えるリスク~ (2023.03.23ケアマネタイムス) https://i.care-mane.com/news/entry/tanaka20230323 6.高齢者の不安や孤独に「寄り添う」悪徳商法10選~90万円のリフォーム工事 で321万円請求の驚愕。 個別の被害回復には限界~(2023.04.05東洋経済オンライン) https://toyokeizai.net/articles/-/663155 …◇ 編集後記「後だしジャンケン」 ◇………………………… いま評判の映画「ロストケア」(主演:松山ケンイチ)は介護士の男性が 42人の寝たきり高齢者を安楽死させる映画です。感想は「モヤモヤした感情 を掻き立てられる映画」でした。在宅介護の現実と長命化、それにともなう 尊厳死が絡めてあり「胃もたれしそう」です。映画「PLAN75」とは違った視 点で高齢社会の危機を問いかけています。42人殺傷という事実と主人公の主 張。あの相模原障害者殺傷事件を起こした植松と一部オーバーラップする瞬 間がありますが、まったく違った作品に仕上がっています。しかし主人公が犯 した42人の介護殺人は彼にとっては「歪んだ善意(善行)」。それを「観客 のあなたはどう裁きますか?」と問うてきます。「正義」には怖さが伴います。 正義とは「社会の空気」と「国の制度や法律等」でつねに揺らぐものです。人 の数だけ「解釈された正義」があり、それを押しつけることで追いつめられる 人が生まれます。建前重視の「正義感シンドローム」こそ注意しなければなら ない。私たちから「考える作業と想像する作業」を奪ってしまうからです。い ろんな矛盾を突き付けてきます。ぜひおススメの映画です。<ムロ> ※モチベーションアップについてさらに深めたい方へ 「折れない心を育てるケアマネ・福祉職のためのモチベーションマネジメント」  ⇒ http://caretown.com/write/index.html#bo01 ⇒ 中央法規出版  https://www.chuohoki.co.jp/products/welfare/8109/ 個人:http://www.facebook.com/shigeyuki.takamuro ケアタウン総合研究所:http://www.facebook.com/caretown.jp …………………………………………………………………………… ■ 全てのお問い合わせ→ contact@caretown.com ■ ご感想はこちらまで→ contact@caretown.com ■ 購読申込→ subscribe@caretown.com ■ 配信停止→ unsubscribe@caretown.com ■ ケアマネの学校 問合せ → contact@caretown.com 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 編集及び発行責任者:S.Takamuro 提供:ケアタウン総合研究所( https://caretown.com/ )