┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ケアタウンメルマガ元気いっぱい ┏┏ 第546号  ┏ 2023/04/28(Fri) ┃ http://caretown.com/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼今週の目次▼ [1] ムロ先生の情熱のアラシ 「CADL~私が伝えたいこと~」 [2] ケアタウンの全国研修解説・・・1本 [3] 新教育プロジェクト「ケアマネの学校」のナマ解説 [4] 月刊ケアマネジメント4月号新連載: 第1回「CADLイノベーション」のナマ解説(約9分) [5] SNS情報の立ち見・立ち読み [6] 編集後記:後だしジャンケン ↓↓↓全国セミナー「テーマ解説動画」更新↓↓↓ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ 全国の市町村・都道府県のケアマネ研修担当、ケアマネ団体の方へ 今回は「質問力」「自立支援会議」の解説動画をご紹介。令和5年度の研 修を企画する担当の方々、ぜひご覧になってご検討下さい。 ■質問力 https://vimeo.com/800347878 ■自立支援会議 https://vimeo.com/807162442 ※令和5年度の研修計画の勘所の解説動画も順次公開予定! ↓↓↓特定居宅支援「ケアマネの学校」説明動画↓↓↓ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ~高室しげゆきが熱く語る!~ 解説動画(4/27リニューアル)https://vimeo.com/821527651 ■┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗■ ムロさんの「情熱のアラシ」 ――――――――――――――――――――――――――――― ==「CADL~私が伝えたいこと~」== CADL(文化的日常生活行為)で私が伝えたいこと。 それは「もっと一人ひとりに丁寧にかかわれるケア」であってほしいと いうこと。「自分の物語に心寄せてもらえ、オレ(ワタシ)もいろいろあっ たけど、終わりよければほぼほぼ良し、だな(ね)」と、ご本人みずからが 肯定(承認)できるためです。 月刊ケアマネジメント4月号から「CADLが日本のケアマネジメントをイ ノベーションする」をテーマに連載を始めました。ちょっと大きく出てし まったかな、という思いは若干ありますが、気持ちは本音です。 CADLを提唱して15年。研修会では手ごたえをますます感じます。 従来のアセスメントやケアプランはADL、IADL、健康管理がほぼほぼ中 心です。それだと、その人の「自分らしさ、本人らしさ」が見えません。 プランを並べてみるとほとんど同じに見えます。 まさに「顔の見えないケアプラン」がズラッです。 なぜでしょうか? CADLっぽいものといえば「生きがい、価値観」的な項目が1行あるくら い。そこに「生活信条」めいた薄っぺらい表記があれば、まだマシ。だい たいが無表記です。 「顔が見えないプラン」が氾濫するのは文例まかせになってしまってい るせいもあるでしょう。(Chat-GPTがこれに輪をかけるのでは?なにせネッ ト上の文例をかき集めてまとめるのですから) しかし根本の原因は利用者(患者)の「本人らしさ・自分らしさ」に着目 する・引き出す認識(視点)と手法が現場で構築されてこなかったからと考 えます(模索はされています、一応)。 「個別性は尊重されるべきである、重要である」と言われ、「生活歴か らひも解きましょう」と説かれても、個別性とは何か?、どう具体的に引き 出し、どう分析すればよいか、どう表記すればよいか(アウトプット)・・・ 使い勝手よい手法(技術)にいたっては実に未熟なままだ、と考えます。 CADLはADLにだって、とても顕著に表れます。 研修で例に上げる「お寿司の食べる順番」。マグロやウニなど高めから食 べるのか、カッパやタコなどの安めから腹に納めるのか。好き嫌いもあるで しょうが、その人の生育歴(例:貧富、きょうだいの数)や価値観や健康観な どが影響していることをCADLからひもとくと会場は「なるほど」とざわつき ます。更衣もそう。「おしゃれ」と言い換え、CADL視点でひもとくとその人 の「自分らしさ」が鮮明に浮き彫りになります。 15年前、ICFは本人のプラス面、残存能力、個人因子に着目しても、「主 観的な意欲・充足感」までは深掘りできていないと上田敏氏(ICFの日本語訳 監修者代表)は指摘しました。 まさに本人の「意欲・動機」の面にフォーカスし応援するのがCADLなのです。 先日、ガン末期を宣告されてから5年経過する50代のSさん(女性)に「意欲 動機づけシート」を使ってCADLの聴き取りをしました。翌日、次のようなメー ルが届きました。 昨日初めて気づいた「やりたい事」を思い返しています。 渓流釣りは河原で転びやすいから実現はむずかしいけど、家族や誰かが釣っ ている様子を見ているだけで楽しめることに気づきました。思いつかなかった 手段です。 アイリッシュハープ(膝に乗せて弾く)もやりたかった事を思い出しました。 夫に相談し、早速来週に楽器を見に行く事に! モリエール(レストラン)も来月予約することになりました。 楽しみが次のワクワクをさらに引き出します。 ニンゲンって身体が弱っても欲深いですね。 カラダの痛みやだるさ、不調をサポートするのが医療の役割。 食べづらさや排泄しづらさをサポートするのが介護の役割。 心の痛みやさみしさ、不安をサポートするのがCADLの役割です。 CADLの支援者は専門職や家族でなくてOK。友人や仲間、同じCADLで盛り上 がれる人のほうがうってつけだったりします。 好きな話題でおしゃべりしたり、笑っていたりするだけでカラダのつらさも ココロの不安も気にならなくなる時間が生まれます。 CADLは「ココロの特効薬」・・・でも種類も効き目もヒトそれぞれ。それを わかっているのが「ご本人」そのもの。   そんな思いを伝え続けること・・・私のココロザシです。 ■ CADL解説動画  https://vimeo.com/800349941 ★…‥━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 月刊ケアマネジメント4月号 ムロ先生のナマ解説!(^_^)/ 新連載(1)「CADL」がケアマネジメントを変える! ~「新高齢者」の誕生とCADLイノベーション~ → https://vimeo.com/816094785 ※連載(2)「CADLのプランニングはストーリーライン」は連休明けに配信予定。 ケアタウンのサイトをチェックしてください。 ★…‥━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ケアタウン総合研究所のお知らせ!!! ~あなたの事業所が「ケアマネの学校」になる~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━‥…★ 特定居宅の「ケアマネジャーの成長」を応援するケアタウン総合研究所の「教 育プロジェクト」がスタートしました。 ※特定居宅1~3では職員研修は指定要件であり対応しています。 ・方法:視聴用動画とオンラインによるワークショップ ・期間:6カ月~1年間(基本:月1~2回:90分) ・理念:ともに育つ・伸びる・育てる ・テーマ:アセスメント、ケアプラン作成、モニタリング、サービス担当者会議、 ストレスケア、モチベーションアップ等、研修内容はご相談しながら進めます。 ・予算:随時ご相談(割引もあり) ※複数の事業所の合同研修方式も可。ご相談ください。 → お問合せ → https://caretown.com/contact2/ → 解説動画(4/27リニューアル) https://vimeo.com/821527651 → 詳細はメルマガとFacebookで順次公開します!(^^)!  ┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗■ SNS情報の立ち見・立ち読み ――――――――――――――――――――――――――――― 1.認知症、治療経過や生活背景の情報共有促進へ 厚労省 (2023.04.21ケアマネタイムス) https://i.care-mane.com/news/entry/2023/04/21/090000_1 2.PC画面に「ウイルス感染」「ブー、ブー」と警告音 72歳男性 4400万円だ まし取られる(2023.04.19テレ朝NEWS) https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000296096.html 3.役場職員名乗り「介護保険の還付金」67歳女性が400万円だまし取られる 佐用町(2023.04.21神戸新聞) https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202304/0016267277.shtml 4.働きながら介護で9兆円損失~20年のビジネスケアラーが約262万人、30年に は約318万人に~(2023.04.17共同通信) https://www.47news.jp/9208121.html   5.学校に行けない子、仲間がほしい高齢者~世代超えた居場所がマンションの一 室に~(2023.04.20東京新聞) https://www.tokyo-np.co.jp/article/245051 6.「介護支援専門員資質向上事業ガイドライン」の発出について (2023.04.17 1145号 300ページ) https://www.mhlw.go.jp/content/001088124.pdf …◇ 編集後記「後だしジャンケン」 ◇………………………… 昨日の朝日新聞のトップに「2070年1割は外国人に~進む少子化、総人口8700 万人」という文字が踊りました。国立社会保障・人口問題研究所が推計を発表し ました。その原因の1つにあげられる合計特殊出生率。70年には1.33まで落ち込 むと予想されています。しかし問題は未婚率だと考えます。40年前の日本は「結 婚して当たり前」が風潮でした。クリスマスケーキになぞらえて「売れるのはイ ブ(24歳まで)」と真面目に話題になっていました。8700万人は日本でテレビ本 放送が始まった1953年と同じとのこと。1億人を超えた時、子ども心にワクワク したものですが、いま冷静に考えると「増えすぎ(肥え過ぎ?)ニッポン」ではな かったか。英仏独は戦後の人口からあまり増えていないのにGDPはトップクラスを 維持しています。なぜか?いまさまざまに起こる問題も急激な人口増にあったので はないか?しっかりと向き合う時期に来ているのではないでしょうか?<ムロ> ※モチベーションアップについてさらに深めたい方へ 「折れない心を育てるケアマネ・福祉職のためのモチベーションマネジメント」  ⇒ http://caretown.com/write/index.html#bo01 ⇒ 中央法規出版  https://www.chuohoki.co.jp/products/welfare/8109/ 個人:http://www.facebook.com/shigeyuki.takamuro ケアタウン総合研究所:http://www.facebook.com/caretown.jp …………………………………………………………………………… ■ 全てのお問い合わせ→ contact@caretown.com ■ ご感想はこちらまで→ contact@caretown.com ■ 購読申込→ subscribe@caretown.com ■ 配信停止→ unsubscribe@caretown.com ■ ケアマネの学校 問合せ → contact@caretown.com 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 編集及び発行責任者:S.Takamuro 提供:ケアタウン総合研究所( https://caretown.com/ )