┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ケアタウンメルマガ元気いっぱい ┏┏ 第547号  ┏ 2023/05/17(Wed) ┃ http://caretown.com/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼今週の目次▼ [1] ムロ先生の情熱のアラシ「ケアプラン有料化の話題を逆手にとる!」 [2] ケアタウンの全国研修解説・・・2本 [3] 新教育プロジェクト「ケアマネの学校」のナマ解説 [4] 月刊ケアマネジメント4月号新連載:第2回「CADLイノベーション」のナマ解説(約9分) [5] SNS情報の立ち見・立ち読み [6] 編集後記:後だしジャンケン ↓↓↓全国セミナー「テーマ解説動画」更新↓↓↓ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ 全国の市町村・都道府県のケアマネ研修担当、ケアマネ団体の方へ 今回は「質問力」「自立支援会議」の解説動画をご紹介。令和5年度 の研修を企画する担当の方々、ぜひご覧になってご検討下さい。 ■質問力 https://vimeo.com/800347878 ■自立支援会議 https://vimeo.com/807162442 ※令和5年度の研修計画の勘所の解説動画も順次公開予定! ↓↓↓特定居宅支援「ケアマネの学校」説明動画↓↓↓ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ~高室しげゆきが熱く語る!~ 解説動画(4/27リニューアル)https://vimeo.com/821527651 ■┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗■ ムロさんの「情熱のアラシ」 ――――――――――――――――――――――――――――― ==「ケアプラン有料化の話題を逆手にとる!」== またぞろ「ケアプラン有料化」が財務省方面から話題に。正確には「居 宅介護支援(ケアマネジメント)の利用者負担化」が正しい理解なのに、な ぜか懲りずにケアプラン有料化。どうして? ケアプランはケアマネジメントを見える化した「計画書」の一部であって、 ケアマネジメントそのものではありません。なにしろ利用者が目にするのは 第1表~第3表くらい。「こんなものに報酬が1万円以上も出ているの?」と 利用者(家族)に驚愕させるというのが、もしかして財務省の深い読みでは? こっちのほうがメディア受けもいいのでしょうから、ね。 日本介護支援専門員協会が「居宅介護支援費の自己負担化」に関する調査 結果を3月に発表しました。現場のケアマネの約8割、地域包括支援センター の約7割が反対とのこと。 その理由に「ケアマネジメントの利用が抑制され、早期発見・早期対応が 困難になる」「利用者・家族の不要なサービス利用などの要求がエスカレート する」「本来業務以外への要求が強まる」「対等な立場での説明や支援が困難 になる」など。 これらの反対理由にはとても説得力があると思います。 一方、ちょっと突っ込むなら、早期発見・早期対応が必要なら「居宅介護支 援単体での報酬化」を提案すべきではないでしょうか?現状は介護サービスが 付随しなければ居宅介護支援が始められません。ケアマネの相談支援そのもの を単体で確立するというのは利用者(家族)にとっても保険者にとっても高い ニーズはあると思います。とくに業務範囲が増え、保険外サービスのマネジメ ントも求められるいまこそ「現報酬の3~5割増し」もありかと思います。 「要求がエスカレートする、対等な立場が困難になる」というのは、まさに ケアマネの介護保険制度の説明力や保険者の説明努力が十分でないことの裏返 しのように感じます。 予想されるのが「利用者→消費者」という大誤解。つまり「お客様は神様です」 意識。これはこの間のハラスメントにも影響しています。これを生まないための 精度説明と納得は自立・自律支援をめざす上で基本だと考えます。 私が懸念する本音に「報酬が利用者にバレる」ことを避けたいのではないか、 ということです。要介護1・2なら10,760円、要介護3~5なら13,980円。特定 事業所なら+5,050円(1)~1,000円(A)の加算。これに入院時情報連携加 算や退院・退所加算などが細かく加わります。 一律1割負担なら利用者(家族)には総額は即わかります。それだけの価格 (金額)に見合ったケアマネジメントを示さなければいけません(とくに特定は)。 もしかして「無償=タダ」が隠れミノになってしまっているのではないか。タ ダだから利用者(家族)はありがたがってくれているのではないでしょうか? 私はこの「有料化反対」の調査を利用者(家族)にも行うべきだと考えます。 そして介護保険の新規利用時や更新月(忘れる、制度が変わる)に制度説明を行い、 居宅介護支援費についても「報酬(価格)」とともに「なぜ無償になっているのか、 だれが負担をしてくれているのか」(これ大事)を説明すべきだと考えます。 利用者(家族)つまり「納税者&大票田」の反対の意思表明こそ、財務省や政府 (時の政権)にとって「もっとも強い痛手」になるではないでしょうか。 ケアマネジャーを守るのは「利用者(家族)」そして保険者であってほしい。 これこそ「真の対等性」のはず。 そのチャンス(逆手に取る)と考え、ちょっとやらかしてみてはどうでしょうか。 ★…‥━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 月刊ケアマネジメント5月号 ムロ先生のナマ解説!(^_^)/ 新連載(2)「CADLのプランニングはストーリーラインの発想で」 → https://vimeo.com/826643643 ★…‥━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ケアタウン総合研究所のお知らせ!!! ~あなたの事業所が「ケアマネの学校」になる~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━‥…★ 特定居宅の「ケアマネジャーの成長」を応援するケアタウン総合研究所の「教育プ ロジェクト」がスタートしました。 ※特定居宅1~3では職員研修は指定要件であり対応しています。 ・方法:視聴用動画とオンラインによるワークショップ ・期間:6カ月~1年間(基本:月1~2回:90分) ・理念:ともに育つ・伸びる・育てる ・テーマ:アセスメント、ケアプラン作成、モニタリング、サービス担当者会議、 ストレスケア、モチベーションアップ等、研修内容はご相談しながら進めます。 ・予算:随時ご相談(割引もあり) ※複数の事業所の合同研修方式も可。ご相談ください。 →お問合せ →https://caretown.com/contact2/ →解説動画(4/27リニューアル)https://vimeo.com/821527651 →詳細はメルマガとFacebookで順次公開します!(^^)!  ┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┗■ SNS情報の立ち見・立ち読み ――――――――――――――――――――――――――――― 1.「孤立死」[埼玉県]民家に2人の白骨遺体、70代兄弟か 1年ほど姿が…と通報 埼玉・戸田(2023.05.14毎日新聞) https://mainichi.jp/articles/20230514/k00/00m/040/037000c 2.市区町村別にみた平均寿命~男性は川崎市麻生区(84歳)、女性も川崎市麻生区 (89歳)厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/ckts20/dl/ckts20-02.pdf 3.男性死亡、明かされる状況 パニックの特養職員、気付くと車いすごと蹴っていた 腹腔内出血で息を引き取る(2023.05.12埼玉新聞) https://nordot.app/1029659459716547271?c=39546741839462401 4.埼玉県教育局 ヤングケアラー授業デザインキット(2023.03.16公表) https://www.pref.saitama.lg.jp/f2218/keihatusiryou/ycsupportshido.html   5.居宅介護支援にも「同一建物減算」を財務省、サ高住の囲い込みを念頭に提言 (2023.05.12ケアマネタイムス) https://i.care-mane.com/news/entry/2023/05/12/130000_2 6.[東京都]多摩市で高齢者のごみ出し いつでもOK 申請後、シール貼って (2023.05.08東京新聞) https://www.tokyo-np.co.jp/article/248553?rct=t_news …◇ 編集後記「後だしジャンケン」 ◇………………………… 来月から電気料金が2割アップ?というニュースが入ってきました。その背景に はロシアのウクライナ侵略のための原油や石炭の高騰があるのはわかるのですが、 昨年値上げして、さらに今回も。ただでさえ物価高が追い打ちをかけ、ライフライ ンまで値上げをされると可処分所得は目減りするばかり。介護現場はコロナ禍の影 響から利用者減でかなり追い込まれています。さらにこれでは・・・コロナ禍に政 府が断行した思い切った金融支援をしないと「介護のインフラ」が壊滅的な影響を 受けるのではと、とても危惧します。<ムロ> ※モチベーションアップについてさらに深めたい方へ 「折れない心を育てるケアマネ・福祉職のためのモチベーションマネジメント」  ⇒ http://caretown.com/write/index.html#bo01 ⇒ 中央法規出版  https://www.chuohoki.co.jp/products/welfare/8109/ 個人:http://www.facebook.com/shigeyuki.takamuro ケアタウン総合研究所:http://www.facebook.com/caretown.jp …………………………………………………………………………… ■ 全てのお問い合わせ→ contact@caretown.com ■ ご感想はこちらまで→ contact@caretown.com ■ 購読申込→ subscribe@caretown.com ■ 配信停止→ unsubscribe@caretown.com ■ ケアマネの学校 問合せ → contact@caretown.com 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 編集及び発行責任者:S.Takamuro 提供:ケアタウン総合研究所( https://caretown.com/ )